漢方薬について
せき(咳)・たん(痰)の漢方薬
- 麦門冬湯(ばくもんどうとう)
- かぜが長引いてのどがイガイガし、発作性に苦しいせきが続くときに処方されます。のどの粘膜が乾いてたんが出にくくなった状態のときの咳によく効きます。ほかの咳止めの効果が不十分なときにあわせて処方することもあります。高齢者や体力の落ちた方によく処方されます。
- 五虎湯(ごことう)
- 痰は少ないが、喘息性のぜいぜいするような咳が長引くときに、補助的に処方します。麻黄が含まれているので、比較的体力の温存されている方に処方されます。
- 竹筎温胆湯(ちくじょうんたんとう)
- 下気道(気管支や肺)に慢性の疾患があり、痰の絡む咳が長期間続く方に処方されます。咳や痰のために胸苦しく、寝つきが悪いときの補助的処方です。
- 苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)
- 冷え性で胃腸が弱く、かぜをひいた後なかなか痰の絡む咳が治らない方に処方されます。
- 神秘湯(しんぴとう)
- 比較的若年者で、喘息様の苦しいせきが長引く方に補助的に処方されます。
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