のどに関する病気
咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)
咽喉頭神経症とも呼ばれます。咽頭または喉頭を中心とした部位に、執拗に不快な症状が続くため、色々な疾患を疑って、必要な検査を全て行ったにも拘らず、何ら明らかな疾患が発見されなかった場合に咽喉頭異常感症と診断されます。検査項目としては、血液検査、内視鏡検査および画像診断などがあります。のどの異常感を引き起こす疾患としては、甲状腺疾患をはじめとして、咽頭・喉頭・食道の悪性腫瘍などの見落としてはならない重要な疾患がありますのでしっかりした検索が必要です。「のど」は嚥下(飲み込み)や呼吸において大切な仕事をしているだけでなく、声を出して話すという社会生活においても重要な役割を果たしています。従って、「のど」はストレスを受けやすく、何ら特別な病気がなくても不快な症状が発生しやすい部位であるともいえます。特別な異常がないと分かっても、尚且つ症状がとれない場合には、軽い安定剤や漢方薬などを使って治療します。