鼻に関する病気
鼻腔・副鼻腔腫瘍(びくう・ふくびくうしゅよう)
良性腫瘍と悪性腫瘍(癌)があります。良性腫瘍の症状は、多くは腫瘍のある側の鼻づまりですが、まれに鼻出血がきっかけとなって発見されることがあります。治療は手術により摘出します。悪性腫瘍の症状は、腫瘍側の鼻づまりはもちろんですが、顔面の腫れや鼻出血、痛みが主症状になることがあります。眼球や視神経の近くに悪性腫瘍が発生すると、視力低下、物が二重に見える、眼球突出などの眼の症状が主になることもあります。頚部リンパ節に転移すると、首にぐりぐりが触れるようになります。治療法は腫瘍の発生した部位、腫瘍の広がりや悪性度により異なります。悪性腫瘍は一般に、早く治療を開始すると治る確率も高くなります。まず、画像診断や組織診断などを駆使して、腫瘍の広がりや性質を早く・正確に診断することが重要です。上に述べたような症状があったら躊躇せずに専門医に受診して下さい。