病気・治療の解説Explanation

のどに関する病気

急性喉頭蓋炎(きゅうせいこうとうがいえん)

喉頭の一番上に位置し、のどの空間に突出している襞状の部分を喉頭蓋と呼びます。普通は口を開けただけでは見ることができませんが、長く上方に突き出している場合は舌の付け根を下方に圧迫すると見えてくることもあります。ここに強い炎症が起こると、特に飲み込んだときに激しい痛みを伴います。腫れがひどくなると声門を塞ぐため、呼吸が苦しくなることがあります。のどの痛みが激しいわりに、口を開けただけでは所見に乏しいために見逃される危険があります。喉頭鏡という道具で覗いてみるだけで直ちに診断できます。治療は、比較的軽い炎症のうちは抗生剤と痛み止めの内服で十分ですが、腫れがひどくなり、呼吸に影響しそうな段階では抗生剤の点滴をします。

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