病気・治療の解説

のどに関する病気

咽頭腫瘍
いんとうしゅよう

腫瘍の発生した部位により、それぞれ上咽頭・中咽頭および下咽頭腫瘍と呼ばれます。良性腫瘍と悪性腫瘍(癌)があります。良性腫瘍の場合は、症状や発育の速度を検討した上で治療方針を決定します。病理組織検査をはじめとする臨床検査の結果、悪性であることが判明した場合は、一刻も早く治療を開始します。上咽頭悪性腫瘍は鼻咽腔に発生し、腫瘍そのものの症状よりは、頚部リンパ節の腫脹や浸出性中耳炎がきっかけとなって発見されることがあります。一般に悪性度が高く、進行が急速なため、発見が遅れると不幸な結果になります。放射線に対する感受性が高いため、早い時期に治療が開始されれば根治することができます。手術治療は普通行われません。中咽頭は扁桃腺を中心とする咽頭の中間部分ですが、この部位にも悪性腫瘍が発生することがあります。扁桃腺はリンパ系組織を主体とする器官であるため、悪性リンパ腫などリンパ系悪性腫瘍の多いのが特徴です。下咽頭は食道入口部周辺ですが、この部位は嚥下筋の収縮により嚥下時以外は狭くなっているため腫瘍の発見が遅れ、頚部リンパ節の腫脹がきっかけとなって発見されることがあります。この点は上咽頭癌と似ています。従って、飲み込んだときの違和感や痛みが持続するときは放置せず、専門医を受診することが大切です。また専門医の側としては、常に下咽頭癌の存在を念頭において慎重な診察を心掛けています。

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