病気・治療の解説

のどに関する病気

慢性扁桃炎
まんせいへんとうえん

毎年のように急性扁桃炎を繰り返し、いつものどがはれぼったく、イガイガしている場合には、扁桃腺に慢性化した炎症があると考えられます。扁桃腺のくぼみである腺窩に膿栓と呼ばれる白い粒々がついていることがあります。ある特殊な細菌(A群β溶連菌)に感染し、扁桃腺が免疫反応の場となって腎臓や関節などに沈着する有害物質を生産することがあります。この現象を病巣感染といいます。血液検査ではASLOが高値を示します。慢性扁桃炎がある場合は第一に、生活リズムを規則正しくし、喫煙や過度の飲酒を避け、余計なストレスが体にかからないようにすることが最も重要です。また就寝時と起床時のうがいを忘れずに行うことにより悪化を防止できます。最近では扁桃腺摘出手術はめったに行われなくなりました。これには、抗生物質の進歩が大きく貢献していると考えられます。しかし、急性扁桃炎をしばしば繰り返すために仕事上、または日常生活に重大な支障をきたしているか、病巣感染がある場合、扁桃周囲膿瘍を反復した場合には手術が行われます。また扁桃腺の腫れが強いために、いびきの原因になっている場合、幼児で呼吸障害を起こしている場合にも手術の対象になります。手術は入院の上、全身麻酔で行います。かつては局所麻酔で扁桃腺摘出手術が頻繁に行われましたが、術後出血やショックなどの危険性が非常に高いため、最近ではほとんど行われなくなりました。これには安全性に優れた全身麻酔の技術的進歩が寄与しています。

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