病気・治療の解説

鼻に関する病気

嗅覚障害
きゅうかくしょうがい

においの感覚の障害には二つの状態があります。一つは、程度の差こそあれ、においの感覚が残されている状態で、嗅覚低下といわれます。嗅覚低下はほとんどあらゆる鼻疾患の部位症として現れますが、特に鼻づまりを来たす疾患の場合に現れやすくなります。においは、嗅裂と呼ばれる狭い空間を、においの感覚を起こす嗅素と呼ばれる物質が到達してはじめて知覚されるからです。カゼをきっかけとして嗅覚低下が起こった場合には、嗅覚を感知する感覚細胞(嗅細胞)が、カゼのウイルスにより破壊されたことが考えられます。また嗅覚は、加齢とともに急速に衰えていきます。いくつかの基準となる匂いを濃度を変えてかぎわけ、嗅覚低下の程度や性質を測定することを嗅覚検査といいます。嗅覚を回復するための治療が有効か否かを判断するためにも嗅覚検査が行われます。ただし嗅覚検査を行うと、診察室などに特有の臭気が漂うため、どこの施設でも行っているわけではありません。また、嗅覚低下の原因が、鼻腔や副鼻腔の疾患にあるのか、感覚神経または嗅細胞にあるのかを知るための検査法もあります。嗅覚低下の場合、アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎など、基になっている疾患が明らかであれば、その疾患を治療することにより嗅覚を回復できます。一方、嗅覚が全く失われた状態を嗅覚脱失といい、感覚の失われていた期間が長ければ長いほど回復は困難です。

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